保護猫を迎える前に知りたい正式譲渡に向けてのトライアルの流れを解説

保護猫を引き取りたいと考えている場合、保護猫カフェでも保護団体でも動物愛護センターでも

正式譲渡の前に保護猫との相性を確認する為のトライアルという期間を設けています

事前にしっかり準備していても、実際に預かってみると不安なことが出てきたり、わからない事だらけ

というのも珍しくありません。

「こんなはずじゃなかった」と保護猫を引き取ったことを後悔しない為の

大切な期間になるので、保護猫の為にも自分自身の為にも是非参考にしてみて下さい

目次

トライアルでチェックする事6選

①飼育環境

多くの場合、トライアルの開始時には施設のスタッフが最低限のペット用品を準備しているか、

脱走防止や危険な場所への対策ができているかを確認します

②先住動物との相性

先住動物が家にいる場合は、譲渡を希望する保護猫との相性を慎重に確かめます。

相性が悪ければどちらにも大きなストレスがかかるので注意が必要です。

すぐに顔合わせするのではなく、先に相手の匂いがするものを使って

お互いの存在を認知させることも有効です。

③同居する家族との相性

保護猫によっては心を開くのにとても長い時間がかかる場合があります。

思っていたように懐かなくても納得できるかを家族全員で確認しましょう。

個体の性格も影響するので、事前にどんな性格なのか細かく聞いたりすると

譲渡した際のイメージがつきやすいです

特に小さなお子さんがいるなら、保護猫カフェなどで猫との触れ合いをしてみて

お子さんのとるスキンシップの距離感に合う、人馴れしている保護猫をお迎えするのも⭕️

④家族側の健康状態

事前に動物アレルギーなしと診断されていても、トライアル期間中に突然症状が発生する場合があります。

家族の体調にも気を配り、症状の疑いがあれば病院へ行きアレルギーの検査をしてみて下さい。

ぜんそくの持病がある人は、アレルギーによって症状が悪化する可能性もあるので

トライアル期間中に些細な症状の変化でも必ず確認するようにしてみて下さい。

⑤保護猫の健康状態

トライアル期間中に預かっている保護猫の健康状態に注意を払い深く観察しましょう。

環境の変化でストレスがかかり、食欲や排泄への影響も出てくる場合があります

ごはんは過不足なく食べられているか、下痢や便秘になっていないかなど

些細な変化や異変があればすぐに報告して下さい

猫は基本的に単独で生活してきた生き物なので、敵から命を守るために未知の場所や人に対して

警戒心が強く環境などの変化にも弱い生き物になります

その為、トライアルの最初の数日は猫に構いすぎずない事が大切です

猫のペースを大切にして環境に慣れてもらいましょう

⑥問題行動の有無

無駄鳴きや過剰な攻撃、家具の破壊などの問題行動の有無を確認しましょう

こういった問題はしつけで改善は見込めますが、この先耐えられないと感じた場合は

引き取りを中止した方がいい場合もあります

事前に保護猫スタッフの方にトライアルで預かる猫との関わり方や基本的なしつけ方法も

聞いておけると安心して迎えられます

譲渡前のトライアルの流れ

いざトライアルです

スムーズに保護猫を迎えられるよう、トライアルの流れを把握しておきましょう

・保護猫を引き取ってトライアル開始

保護団体の職員や保護猫カフェのスタッフなどが猫をご自宅まで届け

その際に飼育環境に問題がないかを確認します

飼育可能と判断されればトライアル契約書の記入や身分証明書の確認

譲渡金や交通費を支払いトライアルが始まります

・トライアル期間

トライアル期間中や引き取った猫の様子や健康状態を定期的に施設側に報告します

これから家族の一員となるかもしれないので、些細な事でも疑問点は残さない事がとても大切です

気に掛かることやわからない事があれば遠慮せずに報告、相談、サポートを受けましょう

・トライアル終了

問題なくトライアルを終えたら、施設側に正式譲渡をお願いしましょう

同意を得られれば、正式譲渡契約書に必要事項を記入します

ワクチン証明書や血液検査証明書などを受け取り、無事正式譲渡となります

まとめ

トライアルのチェック事項や流れはつかめましたか?

トライアルはあくまでも人と保護猫との相性を確認する期間になります

これから家族の一員となり、お互いに気持ちよく暮らしていける為のステップです

もし、保護猫を飼おうと思いトライアルを実施する際もいつでも参考にしてみて下さい

出会えてよかったと思う保護猫に会える事を心から祈っております

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